一本だけでも大丈夫!目立たない入れ歯で笑顔に自信を取り戻そう
こんにちは、片岡歯科の院長片岡です!「人生100年時代」と言われる今、健康に過ごせる期間「健康寿命」の大切さが注目されています。そして、その健康寿命を支える重要なカギが、実はお口の健康にあることをご存知でしょうか?特に最近はオンライン会議などで自分の顔を見る機会も増え、「画面に映る自分の口元が気になる…」と感じる方も少なくないようです。一本だけ歯が抜けてしまったけれど、入れ歯には抵抗がある…。そんなお悩みに、最新の歯科治療が応えます。この記事では、周りに気づかれにくい「目立たない入れ歯」について、分かりやすくご紹介します。
歯が一本抜けたままは危険?「オーラルフレイル」の入り口に
歯が一本抜けた状態を放置すると、隣の歯が倒れ込んできたり、噛み合う歯が伸びてきたりして、全体の噛み合わせが崩れてしまうことがあります。この状態は、単に食べ物が噛みにくいだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす「オーラルフレイル」の始まりかもしれません。オーラルフレイルとは、お口のささいな衰えが積み重なり、食べる機能や話す機能が低下していく状態のこと。これが進行すると、全身の筋力低下や活動量の減少にもつながり、健康寿命を縮める一因となり得ます。たった一本の歯が、将来の元気な毎日を左右することもあるのです。
入れ歯のイメージが変わる!目立たない最新の選択肢
「入れ歯」と聞くと、金属のバネが見えるものを想像しがちですが、それはもう過去の話かもしれません。最近では、マスクを外す機会も増え、より自然な口元を求める声が高まっています。そんなニーズに応えるのが、金属のバネを使わない「ノンクラスプデンチャー」です。これは歯ぐきに近い色の特殊な樹脂で作られており、非常に軽くて薄いため、装着した時の違和感が少ないのが特徴です。まるで自分の歯ぐきの一部のように見えるので、入れ歯だと気づかれにくく、自信を持って会話や食事を楽しめます。一本だけ歯を失った方にこそ、ぜひ知ってほしい選択肢です。
自分に合う入れ歯でQOL(生活の質)を高める
ノンクラスプデンチャーは保険適用外の「自費診療」となります。物価高が気になる昨今、費用面で迷われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、自分の口にぴったり合い、見た目も自然な入れ歯を選ぶことは、日々の食事の楽しみや人とのコミュニケーションを豊かにする「QOL(Quality of Life=生活の質)」を高めるための大切な投資と考えることもできます。保険適用の入れ歯にも優れた点はたくさんありますので、それぞれのメリット・デメリットを歯科医師とよく相談し、ご自身のライフスタイルに合ったものを選ぶことが重要です。デジタル技術の進歩により、最近ではより精密な入れ歯作りも可能になっています。
まとめ
日本が迎える超高齢社会において、お口の健康を維持し「健康寿命」を延ばすことは、私たち一人ひとりにとって重要なテーマです。歯を失った場合でも、ノンクラスプデンチャーのような目立たない治療法を選ぶことで、見た目を気にせず、自信を持って毎日を過ごすことができます。放置することが「オーラルフレイル」を招くリスクにもつながりますので、一人で悩まず、まずは信頼できる歯科医院に相談し、あなたに最適な一歩を踏み出しましょう。
監修 片岡歯科
院長 片岡 幹郎
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